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スカイリム行商記:第4話 巨匠の新兵器


第4話です(´∀`)
相変わらずのゆったりペースで物語は進みますがお許し下さい
今回は冒険前の準備回です といっても大したことしてないんですがね


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宮廷魔術師のファレンガーからドラゴンストーンを探して持ってくるよう頼まれたチェシャとテスラは
一足先に依頼を受けていた度葉琴と合流するため、バナードメア前の市場に向かった
ドラゴンズリーチを出たときには既に日は完全に沈んでおり、時折吹くスカイリムの厳しい北風がより寒く感じられた
市場まで着くと度葉琴は直ぐに見つかった というのも、黒髪に和服とスカイリムでは滅多に見られない格好をしていたからだ
彼女もまた、チェシャと同じくスカイリム出身ではないのだろうか
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テスラ「あっ、度葉琴ちゃんお疲れ~ お互いまた面倒な仕事を引き受けることになっちゃったね」
度葉琴「テスラさん、遅かったですね まぁ仕方ありませんよ…私たちまだ新人だし、配属先も決まってないし…ところでそちらの方は?」
テスラ「この子はチェシャちゃん ドラゴンの目撃者で今さっきまで首長さんに報告してたところだよ」
度葉琴「ああ…だから遅かったんですね はじめましてチェシャさん、度葉琴といいます」
チェシャ「よろしくね、どはきんちゃん!」
テスラ「今度のドラゴンストーン探しのお仕事にも同行することになったから」
度葉金「えっ、そうなんですか? でも、ノルドの墓地といったらドラウグルとかスケルトンとか出てきて危険ですよ? 私たちは日頃訓練してますから多分大丈夫ですけど…」
そう言って度葉琴はチェシャを見る とても戦闘の訓練をしているようには見えない 第一、なぜこんな危険なだけのお使いに彼女がついてくるのか度葉金には理由がわからなかった
チェシャ「だいじょーぶ! チェシャ、危なくなったら自分で逃げるから」
度葉琴「そうですか…わかりました」
不安はあったが、テスラと2人でなら彼女を守りつつ墓地の探索はできるかなと考える度葉琴であった
テスラ「ところで私たちこれから宿舎に帰るけど チェシャちゃん宿は?」
チェシャ「テスラさんがさっき言ってたここに泊まるつもりだよ」
そう言って、バナードメアを指差す
度葉琴「それなら私と一緒に入りましょう この時間は皆お酒飲んでますから、酔っ払いさんに絡まれると面倒ですしね それに、慣れないところは中々入りにくいでしょうし…」
チェシャ「ありがとー、どはきんちゃん!」
テスラ「じゃあ、明日色々と準備して明後日には出発しようか 度葉琴ちゃん、チェシャちゃんをお願いね」
度葉琴「わかりました おやすみなさい」
チェシャ「バイバーイ、また明日ね~」
そう言ってテスラと別れ、二人は宿屋の扉を開けた
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中に入ると人々が蜂蜜酒の入ったコップを片手に吟遊詩人の演奏に合わせて歌い踊っていた
ノルドというのは本当に宴会が好きらしい 毎晩のように仕事が終わると酒場に集まり、皆で飲み歌うのだそうだ
チェシャ「わぁ!すごい盛り上がってるね!」
度葉琴「私は最初にここに来たときはにぎやかすぎてちょっと入るのに勇気が必要だったんですけど、今ではすっかり慣れました」
そういいながら度葉琴はカウンターへと向かう チェシャもそれに続く
客の一部が早速チェシャの存在に気づいたらしく、その派手な髪についてなにやら話しているようだ
やはり、この髪はどこにいても目立つらしい それでいい、やがて自分はスカイリムでも有名な商人となるのだ
そのためには1人でも多くの人間に顔を覚えてもらう必要がある そのための青髪なのだ
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度葉琴「フルダさん こんばんは」
カウンターの向かいに立つ女性に度葉琴は話しかける
彼女がここの主人らしい
フルダ「いらっしゃい、度葉琴ちゃん 山賊退治の依頼なら2件ほど来てるわよ」
そう言って、フルダは手配書を出してみせる
度葉琴「今日はそういうのじゃなくてですね、一人お部屋空いてますか?」
チェシャ「こんばんは、チェシャをしばらく泊めさせてください」
フルダ「あらあら、また可愛い子がやってきたじゃない 部屋なら空いてるわ お金が払える限り何泊して貰ってもいいわよ」
チェシャ「ありがとー」
度葉琴「よかったですね、チェシャさん」
フルダ「早速案内するわ ついて来て」
フルダは階段をのぼり始めた この店は1階は酒場、2階は宿泊客用の部屋になっているようだ
2人は部屋へとついていく
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フルダ「ここよ、一泊10ゴールドだけど構わないわね?」
チェシャ「うん、チェシャお金ならいっぱい持ってるよ」
チェシャはポケットから金貨を10枚取り出し フルダに手渡す
フルダ「確かに受け取ったわ 他に必要なものがあったらなんでも言ってね」
そういうとフルダはカウンターへと戻っていった
チェシャは早速ベッドへと飛び込む
チェシャ「うわーい、ふかふかだぁ~!」
ここ数日、馬車での旅を続けてきたチェシャにとって、久々の屋根の下での夜であった
夜風に震える必要もなく、柔らかい布団にくるまって眠れる
唯一文句があるとすれば、下で騒いでいる連中の笑い声が丸聞こえなことだが まぁ些細な問題であろう
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度葉琴「明日は私が鎧の修理をお願いしているお店でチェシャさんに合う軽装がないか見てもらいましょうか 流石にその格好のまま墓地に行くわけにはいきませんしね それから、食料と薬品も揃えなくちゃ… チェシャさん、聞いてますか?」
チェシャ「……zzz……ほえ?なぁに?」
瞬きを何度も繰り返しながらチェシャは明後日の方向を向いて聞き返した
度葉琴「(長旅で疲れてるのかな)」
その様子を見て度葉琴は後ろを向きながら静かに囁く
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「なんでもありません、おやすみなさい」
そのまま静かに宿舎へと戻る度葉琴であった…



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翌朝、チェシャが宿屋を出ると二人が並んで待っていた
チェシャ「皆、おはよー♪」
チェシャが元気よく話しかけると、2人は苦笑いを浮かべながら返事する
度葉琴「もうすぐお昼ですよ チェシャさん」
テスラ「寝ぼすけさんだねチェシャちゃんは もう、食料も薬も先に買っちゃったよ」
チェシャ「うぅ…シロディールにいたときはいつもママに起こしてもらってたんだった……チェシャ、朝は苦手だよぉ」
テスラ「明日は私たちが起こしに行ってあげるよ さぁ、エイドリアンさんのところに行こうか」
エイドリアンというのは度葉琴が鎧の修理を頼んだ腕利きの鍛冶屋らしい
彼女とその夫が二人で経営する店 「戦乙女の炉」は城門のすぐ近くにあった
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店先にはハンマー片手に作業に励む女性がいた 彼女がエイドリアンのようだ
度葉琴「こんにちはエイドリアンさん」
エイドリアン「いらっしゃい度葉琴ちゃん、テスラちゃん あと旅人さん」
赤ら顔の女性は作業を中断してこちらに振り向いた  
テスラ「ここの商品は全部この人の手作りなんだってさ 品質が良くて、他の要塞でも有名らしいよ」
小声で、テスラがチェシャに説明する
チェシャ「ふーん」
チェシャはテスラの説明を聞きながらエイドリアンと彼女の鍛冶場を見つめている
度葉琴「前に頼んだ私の鎧、修理できてますか?」
エイドリアン「ごめんね、度葉琴ちゃん 実は急にバトルボーン家から大量に注文があってね…多すぎて応じられないって断ろうとしたんだけど、向こうがどうしてもって言うから結局引き受けちゃったのよ それで、鎧なんだけど 明日までには修理できると思うから待って貰えるかしら?」
度葉琴「いいですよ 丁度出発は明日ですから、お願いしますね」
エイドリアン「悪いわね エオルンド・グレイメーンならこの程度の量一日で完成させられるのでしょうけど……そういえば聞いた? 彼、ノルドの古代兵器の設計図を元に新しい武器を製作中らしいわよ」
チェシャ「……!」ピクッ
度葉琴「へー、それは初耳です なんでしょうね新しい武器って」
エイドリアン「私も詳しくは知らないけど弓の一種らしいわね けれど、あの巨匠エオルンドですらかなり苦労してるらしいわ それに、ドラゴンズリーチや同胞団の方からもウケが悪いみたい 従来の弓のほうがマシだとか」
テスラ「私も初めて聞いたよ でもあの人、いかにも職人!って感じで近寄りがたいですし エイドリアンさんたちの方が接客も丁寧にしてくれるから私は鎧や武器の修理はこっちでお願いしちゃうなぁ……」
エイドリアンの父親であるプロベンタスはドラゴンズリーチで首長の執政の職に就いている
そのため彼女も他の市民が知らないホワイトランの事情について詳しいようだ
エイドリアン「フフ、ありがとうねテスラちゃん さて、頑張って明日までに仕上げないと」
エイドリアンが作業に戻ろうとしたその時、チェシャが口を開く
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チェシャ「ねーねーおばちゃん、その”えおるんど”って人はすごい職人さんなの?」
エイドリアン「(おばちゃん!?)」
一瞬、とても残念そうな顔を浮かべたように見えたエイドリアンであったが、すぐに真顔に戻る
エイドリアン「え、ええ…そうね 彼はスカイリム一の鍛冶屋と言っていいと思うわ あの同胞団も彼らの武器を好んで使うしね 私の腕はまだまだ彼には及ばないけど…でも、彼が気難しい性格であるおかげかドラゴンズリーチの方からも色々チャンスは貰えているし、私はそれで十分なの」
チェシャ「その人はどこにいるの?」
エイドリアン「ジョルバスクルの奥にあるスカイフォージという溶鉱炉があるんだけど、彼は一日中そこにいるわね」
度葉琴「チェシャさん、もしかしてエオルンドさんに鎧を作ってもらうつもりなの?」
チェシャ「うん、だって一番の鍛冶屋さんなんでしょ?」
度葉琴「それはそうだけど…やめておいたほうが……」
エイドリアン「あら、貴女も鎧が欲しかったのね 軽装備ならウチもいいのが揃ってるわ 彼のところに行くのもいいけど、その前に是非店の中も見ていって頂戴」
エイドリアンはチェシャを店に招こうとするがチェシャは断る
チェシャ「ううん、チェシャ、”えおるんど”って人のところで買う だって、鍛冶屋のおばちゃんが一番すごいって認めたんだもん 間違いないよ」
エイドリアン「おばちゃんじゃなくてエイドリアンよ お嬢ちゃん」
チェシャ「それにチェシャ、職人さんなのに現状に満足してる人のところで買い物したくないもん」
エイドリアン「!?」
度葉琴「ちょ、ちょっとチェシャさん!それは言いすぎじゃ…」
チェシャ「自分のところで商品買わせる気があるなら、『スカイリムで一番と言われているのは”えおるんど”だけど、いつかは超えてやるわ それにうちの店なら彼のところよりも安価で良いサービスを提供できるわよ』ぐらい言って欲しかったなぁ それならこっちで買物しようとも思えるのに…」
テスラ「あ、あのね、エイドリアンさん この子、ここに来たばかりの旅人さんで、ちょっと世間知らずなところがあるというか…なんというか…」
度葉琴「そ、そうなんです 悪気があって言ってるわけじゃないと思います…多分」
エイドリアン「……」
チェシャ「じゃあ、早速そこに行ってくるね 教えてくれてありがとーエイドリアンさん」
2人「ええ!!ちょっと待ってよチェシャちゃん!!」
二人が必死にフォローをする中、チェシャは言いたいことだけ言ってエオルンドのいるスカイフォージへと駆け出した
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ジョルバスクルの奥にある階段を上がると巨大な溶鉱炉で作業をする一人の男の姿があった
チェシャ「あ、いた~」
躊躇うことなく駆け寄って話しかける
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チェシャ「こんにちは~」
エオルンド「…今は見ての通り仕事中だ 何か用か?」
立派な顎鬚をたくわえた白髪の男 その姿は職人というよりも戦士と言ったほうがしっくりくる
口を動かしながらも手は決して休めない 
チェシャ「チェシャね、おじいちゃんにお話を聞きに来たの」
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エオルンド「お話だと? 俺は今忙しいんだ、遊び相手ならそこらにいるガキ共にでも頼め」
そう言ってチェシャを睨みつけるエオルンド
チェシャ「チェシャ、おじいちゃんと遊ぶ気なんかないもん! お仕事の話だもん!」
エオルンドの鋭い眼光に驚きこそすれど臆することなく話を続けるチェシャ
それを見て何かを感じたのか彼は作業を中断して顔を向けた
エオルンド「何が聞きたいんだ?」
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チェシャ「おじいちゃんが作ってる新しい武器ってどれ?」
エオルンドは目を丸くした
ヘンテコな髪の見たこともない少女が突然やってきて、まだ街の半分以上の人間が知らない自分の開発中の武器について話を聞きたいと言い出したのだ 驚くのは無理もない
エオルンド「…俺が新兵器を作ってることをなんで知ってるんだ?」
チェシャ「商人には情報源があるんだよ~ それをしゃべるのは信用を悪くするからダメだってパパに教わったよ」
エオルンド「フン、立派な親父殿だな 確かに、どこから情報が漏れてるのかをペラペラ話すやつは信用されんわな で、口の堅い商人さんが俺の武器を見てどうするんだ?」
チェシャ「まずはおじさんのその武器っていうのがどれなのか教えてよ~」
この様子だと、教えなくとも自分で見つけ出そうとするに違いない
自分の仕事場を勝手にうろちょろされてはたまらないと思い、エオルンドは正直に告げた
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エオルンド「武器ならそこだ といっても、まだ未完成だがな」
チェシャ「えっ、これなの?」
今度はチェシャが驚かされる番であった
新兵器と聞いて、大事に情報や試作品は隠しているのかと思いきや、無造作に他の兜や斧に混ざって置かれている
どうやら、隠すとか隠れるとかいった発想がないようだ
この男もまた、典型的なノルド人らしい
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チェシャはその武器をまじまじと見つめる
見たところ金属製のからくり式の武器のようだ エイドリアンが弓の一種と言っていたので、おそらく矢か何かを発射する機械であろう
チェシャ「これ、なんて名前なの?」
エオルンドはもう邪険にあしらうことはせず、正直にチェシャの質問に答える
エオルンド「”クロスボウ”だ 機械仕掛けで従来の弓より矢をより強く、より真っ直ぐに飛ばす兵器なんだ」
チェシャ「未完成っていうのは?」
エオルンド「数週間前、古代ノルド兵器の図面の一部を手に入れたのと、帝国軍がこれと似たようなものを生産しているっていう話を聞いてな その情報だけを頼りに作ったんだ ところが肝心のからくりの部分が今のところ再現できてなくてな」
チェシャ「ふーん、いつかは完成できるの?」
エオルンド「わからん、徒労に終わるかもしれん だが、やる価値はある 実用化されればこいつは戦争を変えるかもしれないな 今まで弓兵では不可能だった重装歩兵の装甲を貫いて敵を一撃で倒すなんてことができるようになるし、当然射程距離も伸びる それに…」
自分の兵器に興味を持つチェシャの存在が彼を自然と高揚させたのか、饒舌になるエオルンド
だが、彼の言葉を遮ってチェシャが口を開いた
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チェシャ「それに兵士さんを育てるのも楽そうだしね」
エオルンド「なにより、練度が少なくても扱えるからな 元々剣士だったやつに持たせてもそれなりに効果を発揮するだろうし、農民でも少し訓練すれば……って、んん?」
自慢げに語るエオルンドの口がその動きを止めた
戦とは縁のなさそうな目の前の少女に自分の言わんとしていたことを先に予想されていたことに対する驚きであった
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思わずチェシャの顔を覗くエオルンド
その顔にうっすらと笑みを浮かべ、瞳は何処か遠くを見つめていた
チェシャ「(これならチェシャでも扱えるかも……)」
チェシャは決心した
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チェシャ「おじいちゃん、チェシャが”くろすぼー”の完成手伝ってあげる」
エオルンド「あ?悪いがこいつは俺一人で完成させる 鍛冶屋の助手は必要ない」
チェシャ「違うよ~ チェシャは鍛冶なんてやったことないってば」
チェシャはカバンから袋を取り出し、その中身の一部を台にぶちまけた
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エオルンド「こ、これは……」
チェシャ「これおじいちゃんが好きに使っていいよ チェシャが”すぽんさー”になってあげる」
それは陽の光を反射し、光り輝く宝石であった
ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビー…その一つ一つが傷のない上質な品であった
エオルンド「フ、フン、大きなお世話だ 見ず知らずの小娘に恵んでもらう筋合いはないね」
エオルンドは彼の鍛冶屋としての誇りが邪魔をするのかチェシャの投資を素直に受けようとしない
しかし、これだけの宝石を前にすれば動揺は隠せない 
チェシャは知っていた ”コレ”の前では皆演技をやめてくれる これも父からの教えであった
しかし、それでも抵抗するエオルンドに対し、チェシャは追い打ちをかける
チェシャ「ううん、おじいちゃんは絶対チェシャの援助を受けるよ」
エオルンド「な、なんでそんなことがわかる?」
チェシャ「チェシャ知ってるよ ”どーほーだん”のみんなもドラゴンズリーチの首長さんたちも 皆この武器の良さがわかってないんでしょ?」
エオルンド「そ、そうなんだよ!あいつら、俺のクロスボウに対して何の関心も示さないんだ こいつは下手したら戦争の在り方を変えるかも知れないのに!………ハッ!?」
チェシャ「だから皆お金出してくれないんでしょ? おじいちゃんはいま金欠だってこと知ってるよ……だから援助しようって言ってるんだよ」
薄ら笑みを浮かべながらチェシャはエオルンドに顔を近づける
チェシャ「……どうするの?」
エオルンドにとっては渡りに船であった しかし、世間ではうまい話ほど裏があるとよく言われる 彼はそれを恐れていた
しかし、他に援助してくれる人間がいないのもまた事実…自身の気難しい性格が生んだ結果と言えた
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エオルンド「……何が欲しいんだ?」
ついに、巨匠エオルンド・グレイメーンはわずか17歳の女商人に屈した
チェシャは笑い顔のまま話を続ける
チェシャ「チェシャね、軽くて丈夫でお洒落な鎧が欲しいなぁって今思ってたんだ♪ 誰か作ってくれないかな~?」
エオルンド「…他には?」
チェシャ「完成品第一号とその設計図は是非チェシャにくれると嬉しいな♪」
エオルンド「せ、設計図!? バカ野郎!そんなことできるわけ……」
エオルンドが怒鳴りつける 当然だ 折角の技術を完成と同時に手放せと言われたのだ 普通そんなことはできない
するとチェシャは残念そうな顔をしてぶちまけた宝石のうち1つを袋にしまい直した そして2つ目にも手をかける
エオルンド「うっ…」
チェシャ「……決断が遅い人はそれだけで損するんだってさ これはママの教えだよ」
このまま迷っていては投資金は減っていく一方だ
冷静さを欠いたエオルンドは決断せざるをえなかった いや、元々道はひとつだったのかもしれない
エオルンド「わかった…俺の負けだ……」

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その言葉を聞いた瞬間、チェシャは跳ねるように喜びを露わにした
「ありがとーおじいちゃん じゃあ、明日の朝までに鎧よろしくね あと、兵器開発頑張ってね~」
手早く採寸を終わらせた後、彼女はそう言い残し、階段を下りていった
その後ろ姿は先程まで自分を追い詰めていた人間の背中には到底思えなかった
エオルンド「(何者なんだ……)」
宝石を回収し、作業に戻る彼の手は小刻みに震えていた
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度葉琴「あっ、チェシャさん、随分長く話し込んでたけど……大丈夫でしたか?」
テスラ「エイドリアンさん落ち込んでたよ… ダメだよチェシャちゃん、何も考えずに言いたいことだけ言っちゃ…」
チェシャ「はーい、ごめんなさーい」
テスラ「で、鎧の方は?」
チェシャ「お願いしておいたよ~ タダで作ってくれるってさ」
度葉琴「ええっ!? タダ?……すごく機嫌のいい日だったのかなぁ…」
上機嫌で宿へともどるチェシャとそれを不思議そうな顔で追いかける2人であった





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翌朝、3人は門の前に集まっていた
チェシャ「わー、どはきんちゃん 素敵な鎧だねー!」
度葉琴「ありがとう…でも、チェシャさんの鎧は?」
もうすぐ、出発の予定時刻だが、チェシャは未だ私服のままだ
テスラ「チェシャちゃん、もしかして本当は鎧の注文断られたんじゃないの? 怒らないから正直にいいなよ…」
チェシャ「違うもん!チェシャちゃんとお願いしたもん!サイズも測ってもらったもん!」プンプン
そう3人が会話しているとき、後ろから男が声をかけてきた
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エオルンド「おい、注文の品だ」
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チェシャ「おじいちゃ~ん、遅いよ~ おかげでチェシャ嘘つきみたいに思われちゃったよ~」
エオルンド「あのなぁ…一から鎧の作るのは本来それなりに時間がかかるもんだ それを一日でやれなんて無茶いいやがって…」
チェシャ「えへへ…おじいちゃん スカイリムで1番の鍛冶屋さんだから出来るかなと思って」
エオルンド「まぁな、だが、今回は難しい注文だったからな それに応えてやれる作品を作るのに少し手間取った…一番難しかったのは……」
そう言いながらチェシャに鎧を渡す
チェシャ「何?」
エオルンド「デザインだ 早速来てみろ」
チェシャは言われるがまま早速着用する
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チェシャ「おお~すごいすごい オシャレ~」
テスラ「よかったね、すごく似合ってるよチェシャちゃん」
エオルンド「これで満足だろう? じゃ、俺は仕事に戻るぞ」
エオルンドはそれだけいうと去っていった
チェシャ「バイバーイ ありがとー エオルンドさーん」
その背中に手を振るチェシャ エオルンドも軽く手を挙げて返事をした
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エイドリアン「(まさか本当にエオルンドに作らせてたなんてね……あの頑固者を一体どうやって説き伏せたのかしらね)」
まさか、自分が漏らした情報でエオルンドがチェシャにいいように使われることになってしまったとは考えもしないエイドリアンであった
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チェシャ「よーし、準備もできたし出発だ~」
テスラ「夜までには帰れるといいね」
度葉琴「油断せずに行きましょう」


こうして新たな装備を手に入れたチェシャはブリークフォール墓地へと向かうのであった
次回に続く







今回は詰め込みすぎちゃいました ごめんなさい(^O^)
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 2014_12_19

Comments

 

チェシャちゃん腹黒い!?
こういう腹黒さって好きです。
エイドリアンさんとのやりとりもエオルンドさんとの駆け引きも、こういうのが好きな人にはたまらない演出で(*´д`*)ハァハァ
スカイリムが分からなくても物語として楽しめるって凄いです。
次も楽しみにしてます♪
 URL   2014-12-19 23:10  

 

宝石をあれだけ出せるってことは、
チェシャちゃんはかなりの資金力を持っていそうですねぇ……
そしてその使い方のエグいことエグいことw
内戦が終わったころには、
キャラ紹介にあったようにチェシャちゃんが市場独占してるんじゃw

あ、あと申し送れましたがリンクフリーということでリンクを貼らせて頂いております
事後報告になってしまい、申し訳ありませんm(__)m
野生のノルド人  URL   2014-12-21 13:17  

 

>>名無し様
いつもありがとうございます
実際のゲームとは何の関係もない物語が展開されていきますが今後も更新を楽しみにして頂ければ幸いです(´∀`)

>>野生のノルド人様
リンクありがとうございます!
そうです!目指せスカイリム市場独占です(`・∀・´)
ノルド人様のところのブログも商人RPをなさっているようですね
一攫千金を目指しお互い頑張っていきましょう(^O^)(あ、これもし同じ世界の人間同士だったら絶対対立関係じゃん…ww)
ベルルスコーニ  URL   2014-12-21 19:56  

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当ブログはリンクフリーであり、相互リンクは積極的に行っていきたいです
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