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スカイリム行商記:第31話 水面下の情報戦




2016年になっても全然更新できてないじゃないかっ!
というわけでオフ会前に急いで作りました
今後も頑張って継続していこうと思います 生暖かく見守ってください


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夕焼けがスカイリムの空を紅くする頃、ここ、ホワイトランの監視所で一人の男が遠くの景色を眺めながら立ちすくんでいた
なにやら考え事をしている様子だ
男の右手には剣が握られており、近くには夕日のように赤い血潮を体から噴出しながら倒れている者の姿もあった
元々ここは戦に備えてドラゴンズリーチが作らせた場所だが、長い間山賊に占拠され続けていた
内戦の影響で討伐隊を向かわせることもできず、周辺の住民は略奪による被害に長年苦しめ続けられたのだが、今日この地につかの間の平和が訪れようとしてしていた


ボハン「もうすぐ日が沈むな」

勿論、今になって山賊が退治されるようになったことには理由はある
ホワイトランの一大プロジェクトである黒檀鉱山の開発
これを成し遂げるためには周辺の治安を守る必要がある
ある女から数箇所の山賊の拠点制圧を頼まれたボハンはため息混じりにそう呟いた
本来なら危険な依頼を一度にいくつも引き受けない彼だが、今回ばかりは事情が違う

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リコリス「おっ、なんとか日没までには片付いたな 早く帰ろうぜ」

ボハンの頭上から聞き慣れた声が響いた
どうやら向こうも片付いたようだ
ボハンは相棒の元へ歩み寄った
彼女は自身の同じ大きさの大剣を軽々と振り回し、その刃に付着した血を拭っていた

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ボハン「終わったか、最近は荒事が続いていたがようやく一息つける」
リコリス「ここの周りもずいぶん安全になったな これでうまくいくのか?」
ボハン「どうだかな 後は”アイツ”がどれだけうまくやるかだ そこは信じるしかない」


ボハンとリコリス 
彼らはリバーウッドの宿屋を経営する腕利きの賞金稼ぎだ
山賊退治など星の数ほどこなしている
戦利品を手早く回収すると、2人は監視所から早足に立ち去った

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リバーウッドまでの家路を急ぐ2人
日が沈めば、また厄介な連中に襲われる可能性は高くなる
どれだけ山賊の拠点を潰そうと、今のスカイリムには完全な平穏が訪れることはない
ボハンはリコリスの武勇伝を聞き流しつつ、今後の事を考えていた

リコリス「それでさ、グワーッってそいつが襲ってきたところをシュビビーンって避けてさ…ボハン聞いてる?」
ボハン「…ん?あぁ、聞いているさ それでいいんじゃないか?」
リコリス「…聞いてなかっただろ」

ボハン「…」


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ボハンは自分から話題を振ることにした
つい先ほどまで自分が悩んでいた内容だ
話を聞いていなかったことを誤魔化したかったのが半分、自分で考えても答えが出なかったのがもう半分の理由であった

ボハン「なぁリコ、怒ってるか? アイツと組んで金を儲けようなんて言い出したことに」
リコリス「え?そりゃ最初はびっくりしたけど、まぁボハンが必要だと思うならやるべきことだったんじゃないかな」
ボハン「そう思うか」
リコリス「でも、なんでいきなり金儲けしようなんて話になったんだ?別に今までお金に困ってたわけでもないじゃないか」
ボハン「…」


ボハンは今までリコリスには話していなかった本心を口した

ボハン「スカイリムは不安定な土地だ ドラゴンといい内戦といい、平和を脅かす脅威は数えきれない 今のリバーウッドは平穏そのものだが、そんな日もいつまで続くのか全くわからない状況だ」
リコリス「…うーん、つまり?」
ボハン「いざというときの蓄えは必要だと思うんだ 今回の件はそれを手に入れるチャンスだと俺は感じている だから、少々危険な仕事でも請ける」

ボハンはリコリスの顔を覗き見た
納得したような、そうでないような微妙な表情であった
そして彼女はボハンと同じ心配を口にした

リコリス「うーん、そんなにうまくいくかな?」
ボハン「リコはアイツを信用できないか?」
リコリス「チェシャは…友達だとは思うけど、正直頼りないしなぁ、子供っぽいし でも、俺はボハンを信じるよ」

ボハン「…そうか」

2人は口を閉じるとそのまま街道を歩いていくのであった


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一方、ここはホワイトランから貸し与えられたチェシャの事務所の一室
なにやらブツブツと文句をたれ続けるチェシャとそれを宥め続けるアーセランの姿があった

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チェシャ「んも~こんな予算で新しく街なんて建てられるわけないじゃん!おじちゃんたちケチりすぎだよ!」
アーセラン「これでもスカイリムの最大都市なんだから良い方だと思うぜ ま、確かにこんな予算じゃどうにもならんが…」
チェシャ「それに物資を買い集めるのに人が足りないよぉ…こんなんじゃ全然開発なんて進まないよぉ」
アーセラン「それに関しては『なんでも集めてやる!』ってみんなの前で豪語しちまったお前が悪いんじゃねえのか?いくらチャンスだったとはいえ、あんなハッタリかますやつがいるかよ」
チェシャ「うわぁぁん!どーしよぉぉぉ!」

自身の軽率さが招いたツケに苦しめられるチェシャ
見切り発車で街の事業に介入するなど正気の人間がやることではない
帝国の商人は皆こんなやつなのだろうかと、巻き込まれたアーセランは呆れながら思っていた


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アーセラン「ま、とりあえず俺のやれることはやってるやるよ ファルクリースから食料の調達をするんだろ?俺が見たところ、あそこの鹿肉は中々だな」

ウッドエルフは肉類以外のものを口に入れたりはしない
アーセランは故郷でも精肉の売買を専門としていた スカイリムでもその知識を使って商売を行うつもりだったのだ

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チェシャ「おじちゃん頼むよ~なんとか予算に収まる条件で買って来て~」
アーセラン「まだおじちゃんって歳じゃねえよ!それに終わった後の報酬はちゃんと用意しとけよ」
チェシャ「はーい♪じゃ、あとはお願いね~」

アーセランが救いの手を伸ばしてやった途端にこの笑顔である
泣き言を漏らしてはいるが、内心はこの状況を楽しんでいるに違いない
アーセランは自分の勤めを果たすため、事務所を後にした

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アーセラン「(まだだ…まだこいつの傍を離れる時じゃない…こいつなら必ずカネを生むはず…それも巨額の…そうなったときがチャンスだ)」

その内なる反逆の意志を気取られないように細心の注意を払うアーセランであった




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そしてその夜…
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ジョディ「ま、今わかってるのはこんなところね」
チェシャ「ふーん、ノルドでも商売上手な人っているんだね~」
ジョディ「あの女には他にも黒い噂が絶えないみたい アンタと一緒ね」
チェシャ「チェシャは悪いことなんかしてないもん!お金稼いでるだけだもん!」
ジョディ「…本気で言ってるのが性質が悪いわね で、どうする?あの商人 いつもみたいに殺す?」

チェシャ「ううん、お友達になってみようかなーってチェシャ思ってるよ」


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深夜にひっそりと行われる2人の会話
それに音もなく忍び寄り、耳を傾ける者がいた
扉一枚を挟んだ先から聞こえてくる声を細心の注意を払いつつ聞き取っているのはアオイであった
バルグルーフはチェシャ・マリティーナを信用し、この事業をある程度放任して任せてはいるが
それを良く思わない者たちもドラゴンズリーチにはいる
アオイは彼らからの指令でチェシャの監視を行うことになったのだ

アオイ「(早速、怪しい会話が聞こえてきたわけだけど…あの女ってイソルダさんのことかな?)」

どうやらホワイトランの市内で情報を集めているようだ
この様子だと放たれた間諜はジョディだけではない可能性もある
チェシャ・マリティーナが誰とつながりを持っているかということは今後も詳しく調べる必要があるだろう
アオイがそう思ってこの場を静かに去ろうとしたその時…


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ジョディ「ところで、余計なヤツが1人入り込んでるわよ?」
アオイ「(やばっ…バレた!?)」
チェシャ「え、本当?殺っちゃえ殺っちゃえ!」

すると抜刀する金属音が部屋から聞こえたかと思うと
次の瞬間には”男”の悲鳴が屋敷中に響いていた
アオイは足早に部屋から離れると、そのまま事務所を抜け出してドラゴンズリーチへと急いだ


アオイ「私たち以外があの子を見張ってるなんて…一体誰が…」


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凄惨な光景と化した寝室でも淡々と会話は続いていた

ジョディ「殺しちゃってよかったの?誰の差し金かとか聞き出せたかもしれないのに」
チェシャ「まーまーいいじゃん なんか手紙とか証拠になりそうなもの持ってるかもしれないし、見知らぬ誰かさんへの挨拶代わりだよ~」
ジョディ「何が狙いだったのかしら…ここにあるカネか、鉱山の利権か…それともアンタの命か」

チェシャ「うーん、まぁなんでもいいや それより…」
チェシャは横たわった男の死体を見下ろしながら呟いた

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チェシャ「この人とはいいお友達になれそうだね~♪」



次回、商人たちは同盟を組む

お楽しみに~


スペシャルサンクス
アーセランさん(Kuromimi様)
アオイさん(くのいち好き様)
リコリスさん(lycoris様)
ボハンさん

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 2016_03_06

Comments

Nadiaでございます♪( ´▽`) 

更新お疲れ様です♪( ´▽`)

ホワイトランってスカイリムの中心だけあって、人の往来は多いんだろうけど、内戦だとか色々あって周辺の管理は結構おろそかなんだなぁ〜ってNadiaも思いました(>人<;)
最初のSSはそんな状態を皮肉るように殺伐とした雰囲気があって、バッチグー!に感じましたよ。

そんな中での黒檀の採掘は、沢山の人を動かす大きな起爆剤になるんでしょうね(≧∇≦)

とは言えあんな目立つ発言をしてしまうと、妬みの対象に...
イソルダさんはカジート達と何やら密談のご様子。
壁に耳あり障子に目あり。
謎のオトコは一体何者なのか?
チェシャちゃんも、殺っちゃえ殺っちゃえって∑(゚Д゚)
ああっ〜いろんな思惑が絡んで、なんか段々ドロドロにぃ〜(>人<;)
以前拝見した10年後?
だったかのチェシャちゃんのSS。
笑顔が少なくなったとエリシフに心配されている彼女が頭を過ぎってしまいました(>人<;)

今回なんでか気になったのは、ボハンさんの本心なんですよね〜🎵
いざという時の蓄え?
ああっついつい深読みしてしまう癖が!
スイマセン(>人<;)

次回をまた楽しみにしております。
緩い感じで(≧∇≦)
Nadia  URL   2016-03-09 07:52  

 

>>Nadia様
またまたコメントありがとうございます
利権を巡ったドロドロとした争いはいつの世も何処の場所でも起こることですが、チェシャにとっては主戦場とも言える場所だと思います
様々な人間の思惑が交錯する物語と言うのは作っていてとても難しいものだと感じますが、これからも挑戦していきたいですね
ベルルスコーニ  URL   2016-03-17 17:32  

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