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スカイリム行商記:第29話 敵も味方もなく


うおおおおおお 久々の更新ですうううううううう
皆様、本当にお待たせしました~、失踪したなと思われた方もいたでしょうが、私は元気です
NMMの突然のアップデート…容赦のないMODデータの消滅…その影響から生じたのであろう様々な不具合…
思い出したくもない出来事でしたが、ツールをMOに変えて再出発です
作者も物語の細かい部分を忘れてしまったので、矛盾が生じることがあるかもですが できればそうならないよう頑張っていきますので今後もよろしくお願いします


再構築作業時、応援のメッセージを多数頂きました 本当にありがとうございました

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降霜の月に入り、今年も厳しい冬が訪れるであろうスカイリム
ここ、ソリチュードのブルーパレスでは首長の元にとある客が姿を見せていた
全身を鎧に固めた帝国の兵士と黒いドレスを着た女であった
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首長であるエリシフは来客を丁重にもてなした

首長エリシフ「…では、貴女が近頃領内で噂の商人チェシャなのですね 私よりも歳が下だったとは思いませんでしたわ」
チェシャ「お、お初にお目にかかります首長」
首長エリシフ「貴女の活躍は宮殿にいても耳に入ってきますわ なんでもホワイトラン、ファルクリース、ソリチュードで大規模な取引を何度も行っているとか。しかも、ドラゴン退治や山賊の掃討にも協力している勇敢な市民だそうではありませんか」

首長は笑顔を浮かべてそう言った ソリチュード港の周辺を荒らしまわる海賊や山賊を始末する手間が省けたからだ
目の上のたんこぶが消えてくれたのだから上機嫌にもなるだろう
2015-10-23_00066.jpg

チェシャ「一市民として、と、当然のことをしたまでです。首長」
エリシフ「なんと頼もしい言葉でしょう ソリチュードは貴女のような人物を歓迎します。今後も街の安全のために力を貸していただけるかしら」
チェシャ「勿論…と言いたいところですが、ドール城の将軍からは『城壁の外へは出るな』と」
エリシフ「まぁ、あのテュリウス将軍がそんなことを」
チェシャ「はい、おかげでここへやってきてからというものの満足に商売を行うことさえ叶いません。もう少し自由であれば街をより豊かにする自信もあるのですが…」

チェシャは悲しげな表情を浮かべてチラリと首長の顔を覗き見た
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ベアトリクスはそんなチェシャと首長の会話を後ろでただ黙って聞いていた

ベアトリクス「(好き勝手にやってるくせによく言ったものだわ)」

城門の見張りの兵士、牢獄の看守、鍛冶屋の主人、仕立て屋の姉妹、酒場の店主と彼女が知っているだけでもチェシャが買収した人物は山ほどいる
勝手に城壁を抜け出して、外から持ち込んだ”荷物”を街中に隠しておくなど造作もないことだろう
衛兵の噂では、砦で捕まえた山賊を牢獄へ閉じ込め、その後外へと連れ出した何者かがいるという情報もある
数日前にブラックブラッド略奪団の拠点が壊滅したとの情報を受けて、帝国軍がその場へと急行したが、既に積荷や人質は誰かに持ち去られた後であった
そんなことをしでかす人物は目の前の少女以外ありえないと彼女は確信していた
しかも、ベアトリクスが黙っているのを良いことに、今度はエリシフを利用して堂々と街の外を歩くつもりだ
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エリシフ「それは大変窮屈な日々を過ごしてきたことでしょうね。将軍には私から貴女を自由に行動させるよう伝えておきましょう。」
チェシャ「わーい…じゃなかったっ ありがとうございます首長!」

いつもの調子が表に出てしまうのをなんとか隠そうとするチェシャであった
ベアトリクスの考えは殆どが核心を突いていた。チェシャは軍を出し抜きながら着々と準備を進め、ようやく正式な許可を取り付けたのだ



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この日のために仕立て屋に作らせたドレスを脱ぎ捨て宿屋の階段をかけ上がるチェシャ
ここは毎度おなじみウィンキングスキーヴァーの一室 チェシャの今の仕事場である
扉を開けると2人の同居人がチェシャを出迎えた

チェシャ「ただいまー!」

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ジョディ「遅かったわね 首長との話は上手くいった?」
チェシャ「うん!それで、”積荷”は?」
ジョディ「言われたとおり、業者に小銭を握らせて外へ運び出したわ」
チェシャ「やった~、それじゃあ明日には出発だね~ しょーぐんさんにばれちゃう前に売り捌かないと」
ジョディ「原価0の帝国の物資ね…いくら儲かるかしら」

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チェシャは机に座る男に視線を向ける

チェシャ「で、どう?おじちゃん 帳簿の転記できそう?」

声をかけられ、背中をびくつかせるアーセラン 
彼は海賊のアジトで捕虜になっていたところに現れたチェシャに助けられ、秘書のような仕事を任されていた
本来なら口封じのために殺されるところであったが、彼が「会計も交渉も、商人としてのスキルはなんでもある だから助けてくれ」と懇願したのだ。実際、彼はヴァレンウッドで肉を売る商人であった
命拾いしたアーセランだが、再び窮地へと追い込まれていた
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アーセラン「あ、ああ、仕組みは大体わかった。これならなんとかできそう…だ…」

会計の知識に自信がなかったわけではない、しかし、チェシャから渡された帳簿は彼の知っているものとは大きく異なっていたのだ

アーセラン「(シロディールで見た帝国人もこんなものは持ってなかった…こいつ一体どこの商人なんだ…?)」

商人として興味深い代物であったが、じっくりと考察している時間は彼にはない 今すぐにこの帳簿の謎を解明し、与えられた仕事を果たさねばならないのだ

チェシャ「よかった~、じゃあ明日までにお願いね~」
アーセラン「お、おう まかしとけ (クソッ、少し時間をくれというべきだったか…しかし、”使えない”と思われたらその場で撃たれるかもしれない…こいつはそういうヤツだ…)」

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アーセラン「(とにかく…やるしかねえ… 期限は明日まで、まだ時間は残ってる!)」

机に対して正面に向き合ったアーセラン 彼は文字通り命を賭けて事務仕事に勤しむのであった
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チェシャ「おじちゃんが商人さんで助かったよ~ チェシャ、こっちに来てから毎日一人で作業してたんだよ~」
ジョディ「無駄に買い物するから書くことが増えるんじゃないの」
チェシャ「ジョディさんも勉強してくれたらもっと助かるのにな~」
ジョディ「なんでそうなるのよ」

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ジョディ「大体ね、私はアンタの部下になる気はないし、これ以上無理に付き合う気もないの 積荷を売り捌いて儲け分を貰うまでの関係だからね」
チェシャ「チェシャ、働かない人にお給料なんかあげないもん!」
ジョディ「やることはちゃんとやってるでしょ!私がいなかったらあの”積荷”だって安全な場所に隠せなかったのよ?それに、アンタの指示で何人ぶち殺してきたと思ってんのよ」
チェシャ「お金の管理の方がもっと大事だもん!!」
アーセラン「(うるせええええええええ)」

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ジョディ「じゃあ、あのエルフみたいなやつらをたくさん雇うことね」
チェシャ「いつかはそうするもん! そうなったらジョディさんなんかクビにしちゃうもんね~」
ジョディ「その前にこっちから辞めてやるわよ いつ気まぐれに殺されるかわかったもんじゃないわ」
チェシャ「チェシャは気まぐれで人を撃ったりしないもん!撃つのは邪魔な人と使えない人だけだもん!」
アーセラン「(あ、やっぱり使えないと思われたら殺されるのか…)」

ジョディとアーセランは同時にため息を漏らしたが、彼らの不安は別々のところにあるのであった





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騒がしい宿屋の一室とは反対に、ドール城の会議室には静かな時間が流れていた
ガシャンという金属音と共に大柄な女が将軍の下へと歩み寄る

ベアトリクス「話は終わったわ」
テュリウス将軍「うむ、どうだったかね」
ベアトリクス「首長はチェシャ・マリティーナの市民としての活躍に感動、期待されている様子だったわ 彼女を自由に行動させるように、と」

彼女は宮殿での会話をありのまま報告した
それに対して将軍は顔をしかめる

テュリウス「…やはりか」
ベアトリクス「彼女を外に出すのは不安?」
テュリウス「今のところは帝国に害する行動はしていないが…危険ではある しかし、首長の意思は尊重する 我々としても小娘一人をいつまでも監視し続けられるほど暇ではないからな」
特使「ウルフリックが再び動き出している しばらく大人しくしていたが、どうやら休憩は終わりのようだ」

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テュリウス「君も明日には部隊を率いて出発してもらうことになるだろう 準備してくれ」
ベアトリクス「わかったわ その前に一ついいかしら?将軍」
テュリウス「なんだね?」
ベアトリクス「彼女の監視は引き続き、続けた方がいいわ」

その言葉を聞いて、将軍は意表を突かれたといった顔になった

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テュリウス「君はあの娘を贔屓していたんじゃなかったのか?」
ベアトリクス「少なくとも、帝国万歳としかしゃべれないここの兵士よりは気に入っていたつもりよ しかし、彼女はこの内戦にもきっと介入してくる」
テュリウス「なるほど、我々に有利になるように働きかけるなら利用するまでだが、もし泥沼に引きずり込む気であれば…」
ベアトリクス「私にとって不利益な事態を引き起こすようであれば容赦無く斬る だから、引き続き見張っていて欲しい」

将軍は傍に立っていた特使と顔を見合わせ、少し考えてから口を開いた

テュリウス「わかった 彼女が君の剣の錆にならないことを祈ろう」






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場所は変わり、ここはホワイトラン
ドラゴンズブリッジではここ数日銀色の鎧を着込んだ兵士が頻繁に出入りしていた
対ドラゴン部隊に配属された度葉琴とテスラである 
彼女たちはその部隊名通り、ドラゴンの討伐が主な任務であるが、目撃情報がない今は雑用部隊として執政や首長の”お使い”に使われてしまっているのであった
そんなわけで、今日も執政のプロベンタスの仕事に付き合わされる2人は、不満をこぼしつつも報告を行った
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度葉琴「チェシャちゃんはファルクリースで商売をした後、帝国軍の人とソリチュードへ向かったそうです」
テスラ「山賊から砦を取り返したり、海賊をやっつけたりしてるんだって 今の私たちより真面目に仕事してるよね」
プロベンタス「ふむ、やはり帝国についたか…しかし、帝国側としか取引をしないというタイプでもないらしい…いずれはホワイトランに戻ってくるはずだ」

彼は資料を片手にブツブツと呟きながら椅子に腰掛けた
チェシャの行動を記録したものであった
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2人は前々から思っていた疑問を彼に呈した

テスラ「プロベンタスさん、ホワイトランにたくさんモノやお金が入ってくるように商人さんを呼び寄せてるのはわかるんだけど、どうして最近はチェシャちゃんのことばかり調べてるの?」

それを聞いた執政は呆れたといった表情を浮かべながら口を開いた

プロベンタス「お前たちは彼女が何者かも知らずに今まで調べてたのか…いいか?マリティーナって言えばシロディールでは有名な商人の家系だ 彼女をホワイトランが囲い込めばチェシャ・マリティーナだけじゃない、奴らとつながりを持った帝国商人共が街にやってくるってわけさ 他の奴らを追いかけるよりもお得なんだよ」

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二人は驚愕の表情を浮かべた

度葉琴「えぇ~!じゃあ、チェシャちゃんはお金持ちの家のお嬢様だったんですか!?」
テスラ「そんな子が一人で旅してたんだ…確かにお金はたくさんあるって言ってたけど…」
プロベンタス「そんなわけで彼女には是非ともこの街を商売の拠点にしてもらいたいが、少し目を放した隙に出て行ったからな。どこにいるかがわからなければ囲い込みも糞も無い。だから行方を追いかけていたわけだ」
テスラ「なるほど、チェシャちゃんじゃなくてそのマリティーナっていうお家の力がすごいんだ」
プロベンタス「インペリアル式簿記や為替手形、海上保険、共同出資、株式 これらは皆この一族が提案、発明したものだ 私も若い頃は彼らの本を読んで勉強したものだ(結局難しくてよくわかんなかったけどな」
度葉琴「???…よくわからないけどすごいですね」


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プロベンタス「さぁ、授業は終わりだ。ホワイトランが彼女を上手く利用するために、引き続き行方を追ってくれ 例の計画も順調そうだしな」
テスラ「…?例の計画??」
プロベンタス「…全く、最近兵士や炭鉱夫が忙しそうにしてるのを見てないのか」
テスラ「あぁ、確かに」
プロベンタス「領内で新しい鉱山が見つかったんだよ 今はその調査中だ そろそろ報告が上がってくるだろう…」

彼が仕事に戻ろうとしたときであった
何者かが階段を駆け上がる音が聞こえたかと思うと、いつの間にか3人の傍に佇んでいた
皆の視線がそこへ集まる
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アオイ「報告~、鉱山の調査結果が出たよ」
プロベンタス「待ってたぞ、中身はなんだ 鉄か?銀か?それともただの石ころか?」

若干興奮した様子で彼は尋ねた 彼にとっては緊張の一瞬であったことだろう

アオイ「それがね、聞いてビックリ」

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アオイ「黒檀が出たんだってさ」
プロベンタス「な、ナニィィィィィ!!!!」





次回、ホワイトランで鉱山開発
商人はこの利権争いに参入できるのか?


スペシャルサンクス
アーセランさん(Kuromimi様)
ベアトリクスさん(廃人a様)
テスラさん(RoundRovin様)
度葉琴さん(みかんジュース様)
アオイさん(くのいち好き様)

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 2015_10_24

Comments

 

おお、お待ちしておりましたぞ!
さらにうちのキャラの出番をまだ作ってくださるとは感謝の極み!

個人的感想ですが、MO環境であれば再構築もしやすくなるかと思います。
Profile機能も便利ですし、私はもう手放せません。

次回も楽しみにしておりますヽ(•ㅂ•)/
RoundRovin  URL   2015-10-24 22:36  

 

災難でございました。何はともあれ、再構築お疲れさまです!
そしてブログ再開おめでとうございます!
ツイッターで拝見したときも思いましたが、チェシャちゃんのお家、マリティーナ一族…さぞ頭の良い…いや、頭が切れる一族だったのでしょうねぇ。
廃人a  URL   2015-10-24 23:44  

 

おおお再構築お疲れ様です!(ノω`)
アーセラン、ちゃんと生きてましたw生かされている…という所のようですがw大勢の中から出して頂いてありがとうございます、書いてませんでしたが一応商人の端くれなので会計もきちんと出来るという所は私の考えていた通りでオドロキです。
チェシャちゃんも段々と悪名高く?スカイリムに知れ渡ってきましたね…マリティーナ一族恐るべし(゚д゚;)

お金になりそうな黒檀ですか…次回も楽しみにしています
kuromimi  URL   2015-10-25 01:10  

なんと・・ 

NMMのアップデートからの不具合ですか・・・本当にお疲れさまです。
なんとか無事にスカイリムに帰還できたようでよかったです!

それにしてもチェシャちゃん黒いドレスがよく似合いますね。
本人は普段着のほうが良いみたいですけどw
そしてホワイトランではまさかのゴールドラッシュならぬエボニーラッシュ!?
なんだか波乱の予感がしますw

PS.ちなみに重装鎧の鍛造 という書籍にコクダンの特性が書いてあるので一度読んでみては?
フロッグ  URL   2015-11-04 21:14  

 

>>RoundRovin様
いつもコメントありがとうございます~
MO環境に変えてから撮影がはかどります
もっと早く鞍替えしておけばよかったです

>>廃人a様
コメントありがとうございます
知能の高い集団や一族って格好いいですよね(中二病
この一族は頭のよい外部の人間を自分たちの家に迎え入れることで成長を続けてきたので、血のつながりより、能力を重視しているという設定です

>>kuromimi様
コメントありがとうございます
アーセラン君は会計くらいできるだろうという勝手な妄想で書きましたw
チェシャの悪名はこれからどんどん広まっていく予定なので、どうか楽しみにしていて欲しいです

>>フロッグ様
いつもありがとうございます
重装鎧の鍛造 という書籍 読みました
結構扱いの難しい鉱物のようですね 現実の世界で言うところの黒曜石に近いものなのでしょうか…?
ベルルスコーニ  URL   2015-11-24 22:12  

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