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スカイリム行商記:第28話 手紙の中身は…


お盆で暇なので更新です
先週はTESオフ会に参加させていただきました スカイリムプレイヤーの皆様から色々なお話を聞けてとても楽しかったです
次回があれば是非参加したいですね~



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ジョディが釈放されてから早数日が経過した
山賊に占拠された砦は無事に奪還され、帝国の兵士が既に入城していた
内戦やドラゴンによる被害の少ない首都では一番の脅威は街の周辺に潜伏する山賊である
これでソリチュードとその周辺の市民も以前より安心に生活できるというものだ 
そんな中、チェシャは相変わらず宿屋であるウィンキング・スキーヴァーの一室で、のんびりとした日々を送っていた
やることといえば市場を適当にぶらついたり、ドール城の兵士たちと会話したり、帳簿の転記をすることくらいであった
しかし、今日は珍しい人物が顔を見せた 以前彼女が故郷への手紙を託した配達人であった シロディールにいる家族の元へと手紙を無事に届いたようだ 手紙の返事がやってきたことを知ったチェシャは素直に喜んだ
男は手紙を渡し、駄賃を受け取ると静かに去って行った
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早速開封して内容を確認するチェシャに対して後ろから声がかかった
ジョディ「帳簿遊びの次はお手紙?一体いつになったらお仕事してくれるのかしらね~」
”同居人”は気だるげな様子でベッドに横たわったまま首だけをチェシャのもとへと向けていた
チェシャ「チェシャ遊んでなんかないもん!お買い物も帳簿もお手紙も、ちゃんとお仕事に関係あることだもん!」
ジョディ「はいはい、商人さんは毎日毎日大変ですね~」
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ジョディ「でもさ、一番肝心なお仕事には手を付けないのはなんでかな~って雇われの私は思うわけよ 折角、海賊どもの根城がわかったのよ?アイツらに痛い目に遇わされた私としてはさっさとぶっ殺しにいきたいのよね~」
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山賊の砦にあった手紙にはブラックブラッド略奪団と思わしきゴロツキとのやりとりが記載されていた
彼らはソリチュード周辺の山賊、海賊たちとある程度のコミュニティを築き、情報や資源の交換を行っていたのだ
これは逆にいえばブラックブラッド団もまたソリチュードの付近に拠点を構えていることを意味する 首都周辺で海賊が巣を構えることのできる沿岸部は場所が大きく限られる
ジョディはチェシャがのんびり首都での生活を送る間に一人で情報を集め、そしてついに奴らのアジトを発見したのだ
しかし、チェシャは敵拠点に乗り込むどころか、帝国軍に報告すらしようとしない
ジョディからすれば、復讐の機会を目の前にして生殺しにされているような状態である 
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ジョディ「でもまぁこうしてのんびりベッドで寝てるだけで給料が入ってくるわけだし、何もしないっていうのも悪くないんだけどさ そろそろ動いてくれてもいいんじゃないの?」
チェシャ「……」
後ろから聞こえる愚痴を無視しつつ、チェシャは手紙を読み進めていく
そして、最後の一文まで目を通すと口を開いた
チェシャ「…ジョディさん、海賊退治に行きたいの?」
ジョディ「さっきからそう言ってるでしょ」
チェシャ「じゃあ、いっちゃおうか 今日
ジョディ「え、今日(ry」
チェシャ「さぁさぁ、早く立って! 折角だしこの前捕まえた山賊さんも使っちゃおうよ!」
チェシャは出発の準備を始めながら無理やりジョディを起こすのであった




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場所は変わり、ここはブラックブラッド略奪団が拠点にする洞窟
そこには日の光の届かぬ空間が広がっており、じめじめとした空気とカビの匂いが辺りに充満していた
そんな不衛生な環境の場所に何隻かの小船が入ってきた
そのうちの一つが洞窟内に建てられた簡素なドックに横付けにされる
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男たちは積荷である拘束された3人の男女を運び出す
彼らは洒落た服装に身を包み、さしたる抵抗を見せることなく洞窟の最深部へと連行されていった
どうやら腕の立つ冒険者ではないようだ  
略奪団の男「おい、そこのウッドエルフ。次はお前だ」
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アーセラン「(ち、畜生…なんでこんなことに…)」
そして、この拘束された捕虜の中には不運なエルフの男が一人紛れ込んでいた
名はアーセラン。彼はヴァレンウッド出身のボズマーの商人である
商人と呼ばれる人々一般に言えることだが、彼らは無法地帯と化したスカイリムに大きなビジネスチャンスが眠っていることには気づいており、リスクを恐れない人々はこの厳しい北方の地で一攫千金を手に入れることを夢見るものだ
しかし、そうして意気揚々とやってきた商人のほとんどは今拘束されている彼のように山賊や海賊に襲われて無残に殺されるか、全ての財産を奪われて野たれ死ぬかのどちらかの道をたどることになる
アーセランもまた、故郷ヴァレンウッドからシロディールへ移り、スカイリム行きの船へと乗り込んだのだ 
そう、あのアイスランナー号に
船は港に到着することなく浜辺に座礁し、気がついたときには海賊に拉致されてしまっていた
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ジャリーラ「生き残りは帝国商人とその妻、あとは旅人のボズマーか あの馬鹿共殺りすぎだ」
男「でもよお、アイツ一人でも身代金はスゲー額になるんじゃねえのか?こりゃあ、久々に輸入物のスクゥーマで一発決キメられそうだぜ」
ジャリーラは男の頭の悪い話に苛立たされながら今後のことを考えていた
帝国の商人とその積荷を確保したものの、回収に向かわせた人員の半分がアジトに帰還することはなかった ジャリーラの義理の妹もだ
どうやら口封じのために殺すつもりだったジョディに返り討ちにされたらしいことをジャリーラは悟った
お陰で略奪団の規模も縮小し、アイスランナー号襲撃前よりも組織が弱体化してしまったのだ
ジャリーラ「余計なイレギュラーに仕事を頼むべきではなかったな…」
身代金の要求だけではなく、略奪団の人員の補充もどこかで行わなければならない
予想外の被害によって頭を悩ませられることになったジャリーラであった
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団長「おい、ジャリーラ!聞こえねえのか!何ぼさっとしてやがるんだ」
不意に後ろから怒号が響いた
彼がはっと我に返ると辺りにいた海賊たちが慌しく動き出していた
ジャリーラ「どうした?何があった?」
団長「山賊だ!身の程知らずの糞野郎どもが襲ってきやがったッ!」
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ジャリーラ「山賊!?この辺りの奴らか?」
団長「そんなこと知るか!大方俺たちが”積荷”を手に入れたことを知って襲ってきやがったんだ わかったらさっさとぶち殺しにいって来い!」
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山賊「うおおおおおおお!!」
突然現れた山賊は狂ったかのように絶叫し、目の前の海賊たちを切り刻んでいく
その様子に思わず怯んでしまう男たち
ついに最深部まで侵入を許し、床に大量に撒き散らされる血を敵の血で塗り返す苛烈な白兵戦が始まった
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団長「クソッ!クソォッ! なんだこいつら、どこから沸いてきやがった!?」
戦力の一部を先の戦いで失い、積荷の運搬に人手を集めていた隙を狙ったかのような襲撃
しかし、襲ってきたのはただの山賊で実力自体も大したことなければ統率が取れているようにも思えない
ジャリーラ「…誰の命令で動いているんだ?」
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そのときであった
何かが風を切るような鋭い音が一瞬聞こえたかと思うと、ジャリーラたちの隣にいた海賊は声を上げることもなく血を噴出して倒れた
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同時に音もなく忍び寄る人影が2人に迫る
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そして団長の男もその自慢の大剣を振りかざす機会を与えられぬまま下へと落とされた
そう、彼らが山賊に注意を引かれていた時点で決着は着いていたのだ
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ジョディはついに因縁の男と数週間ぶりに再会し、互いに武器を構えたまま対峙する
ジョディ「久しぶりね あの時の借りをたっぷり返しに来たわよ」
ジャリーラ「お前…お前かっ!お前があの山賊どもをけしかけたのか!」
ジョディ「残念だけど、私にそんな力があればアンタなんかに嵌められることはなかったでしょうね これは私の雇い主の指示よ」
ジャリーラ「雇い主だと?まさか帝国か!?」
ジョディ「そんなこと知ってどうするのよ アンタもうすぐソブンガルデにいくんでしょうが」
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ジョディ「冥土の土産も持たずにさっさとくたばれッ!トカゲ野郎ッ!」
ジョディは吐き捨てるようにそう叫ぶと、憎き相手に向かってその獲物を振りかざした

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その頃、アーセランたちは洞窟の物置に積荷と一緒に連れて行かれ、泥と埃にまみれた床に座らされた
付近には見張りの男が立っており、拘束された身では脱出も適わない
そんな時、不意に男共の叫び声が聞こえたかと思うと、金属同士がぶつかり合う音や何かが水へと落下する音などが入り混じって聞こえてきた
男「うるせえな~全くよ~」
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男「ぎゃふっ!」
次の瞬間、男の胸に何かが突き刺さり、海賊はそのままピクリとも動かなくなった
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目隠しをされているアーセランたちには何が起こっているのか理解できない
アーセラン「な、なんだぁっ!?」
ガシャンという機械音と共に足音がゆっくり近づいてくる
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チェシャ「あったあった~積荷だ~」
気の抜けた声の主が彼らの目隠しをはずすと、そこには軽装に身を包み、弩を構えたチェシャの姿があった
アーセラン「あ、あんた、助けに来てくれたのか?」
帝国商人「おお、神への祈りが通じたか 危うくこの汚らしいやつらの巣窟で一生を終えるところだったよ」
3人が安堵の表情を浮かべチェシャを見つめた チェシャはその視線を受けながらまじまじと捕虜の顔を確認する

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チェシャ「えーと、インペリアルのプラウティス・カーヴェインさんとサロニア・カーヴェインさんだよね」
帝国商人「ああ、間違いない 私の名を知っているということは本国の人間かね?」
チェシャ「チェシャはママのお使いで来たの~ お手紙に2人を探してくれって書いてあったんだよ」
帝国商人「おお、なんという聡明なお母上だ お名前を聞かせてくれないか。是非あとで礼を言いたい」

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チェシャ「うん、チェシャのママはね ”ルシファー・マリティーナ”(Lucifer・Martina)っていうの」
その名を2人が聞いたとき、それまでこの場を包んでいた安堵感、希望といった雰囲気が全て失われた
夫婦二人の顔がぐにゃりと大きく歪む



帝国商人「…今、ルシファーって……」
チェシャ「うん、言ったよ」
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男が命乞いの言葉を述べようとしたときにはもう遅かった
既に弩にセットされたボルトが彼の頭蓋に深々と突き刺さっていたのだ
チェシャはそのまま次弾を再装填し、夫人であるサロニアにも矢を向けた
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構えてから引き金を引くまでに一切の躊躇いはなかった
アーセランは横からその凄惨たる光景をただ呆然と眺めるしかなかった
彼には一体何が起こっているのかすら理解できなかった

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瞬く間に彼女の手によって3つの死体が出来上がった
アーセランは震える声で尋ねる
アーセラン「アンタ…何やって……助けに来たんじゃ」
チェシャ「チェシャはママのお使いで来たの~ カーヴェインっていう商人が船に乗ってるはずだから見つけ次第やっつけろって手紙に書いてあったの~」
アーセラン「同じ帝国人じゃ…」
チェシャ「このおじちゃんたちはママの商売を邪魔する悪い商人さんなんだ~だからチェシャがママの代わりにやっつけてあげたの」

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チェシャ「ついでに悪い海賊さんもやっつけるつもりだったから手間が省けてよかったよかった☆」
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チェシャ「前に捕まえてた山賊さんも『この洞窟の人たち皆やっつけたら自由にしてあげる』って言ったら皆必死で頑張ってくれたの♪ 上手く皆死んでくれてチェシャは大助かりだよ~」


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チェシャ「ついでに積荷も無事に手に入ったし、チェシャ大満足♪」
興奮した様子でチェシャは早口に自らの計画を目の前のボズマーに向かって話していた
3人も人を撃ち殺した影響なのか、ひどく気分が高揚しているようだった
徐に松明を取り出し、チェシャは話を続ける
チェシャ「あ、そうだ 死体が見つかると面倒だって手紙に書いてあったんだった」
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チェシャ「それ~☆」
そのまま火の灯った松明は彼女の手を離れ、目の前に転がる死体に燃え移ると、悪臭を放ちながらその皮を焼き尽くしていった
チェシャ「これでよーし」
二転三転する状況の中でアーセランは混乱しながらも一つ確かな確信を抱いた
アーセラン「(もしかして…)」
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アーセラン「(俺、未だにピンチ……?)」



次回 ボズマー商人の運命や如何に


スペシャルサンクス
アーセランさん(Kuromimi様)
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 2015_08_27

Comments

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2015-10-03 11:55  

 

>>
声援本当にありがとうございます!!
ようやく環境の再構築が終了し、撮影再開しました!
お待たせして申し訳ありませんでした 
ベルルスコーニ  URL   2015-10-24 13:11  

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