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最近、いいペースで更新できている気がします
物語がゆったり進んでいるので、本来はこの調子を維持しないといけないのですが、中々難しいです(MGS発売までは別ゲーは控えよう


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難破したアイスランナー号を救助しに向かった日から数日が経過した
ここはソリチュードの宿屋、ウィンキング・スキーヴァ-の一室
チェシャは机に広げた帳簿と便箋を目の前にしてうんうんと唸り続けていた
チェシャ「うーんと、えーっと、おうちの住所書いて……お手紙ってこんな感じかな…??」
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チェシャ「ええと……『無事にしょーぐんさんに会えました』っと……………お船の名前は…”あいすらんなー号”でいいんだよね? よし、できた!」
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一時間かけて完成した手紙を配達人のところへ早速届けるチェシャ
目的の一つであるテュリウス将軍との接触を済ませたため、家族にその報告をする必要があったのだ
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チェシャ「インペリアルシティのフィリックス・マリティーナに届けてくださーい♪」
配達人「あいよ 確かに受け取った」
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その後、ベアトリクスと合流した
ソリチュードに来てからというものの、チェシャの興味を引くような儲け話は耳に入って来なかった
ホワイトランから運んできた商品は売りさばいてしまったため、他にやることも無く彼女の公務に同行し続けることにしたのだ
ベアトリクスもまた、一般人であるチェシャがついて来る事を止めることはしなかった 
ベアトリクス「おはよう商人さん、さっきの手紙は?」
チェシャ「おはよう隊長さん、パパとママに手紙書いたんだ~ チェシャが頑張ってることをちゃんと報告しないといけないの」
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チェシャ「…ところで、ピンクのトカゲさんまだ見つからないの~?」
ベアトリクス「ええ、帝国から来た商人の行方も、積荷がどこへ運ばれたのもわかってないそうよ 捜索に裂く人員もほとんどないし、このまま見つからないと思うわ」
帝国からやってきた商人は結局海賊たちに捕まってしまったようだ 今頃、監禁されているのか、それとも殺されてしまったか チェシャとしてはライバルが減ってくれて助かるが、貨物の行方は気になっていた 見つけることができたらカネになるかもしれないからだ
チェシャ「ふぅん…」
帝国軍としては真剣に捜索する気は無いようだ 今後もスカイリムのどこかで略奪が行われ続けるのかと思うと良い気はしなかった
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ドール城へと向かったチェシャを待っていたのは一時間にも及ぶ説教であった
勝手に捜索隊に同行し、現場を歩き回っていたことが兵士から報告されたのだ
テュリウス「スカイリムが如何に危険な場所かという自覚が足りないようだな……全く最近の若いやつは…」くどくど
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チェシャ「はーい、ごめんなさーい」
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やっとのことで説教から開放されたチェシャは愚痴をこぼしつつ、ベアトリクスと共に城の地下へと続く階段を下りていく
チェシャ「あんなに怒んなくたっていーじゃんっ! 今回だって、ドロボーさん捕まえたのチェシャなんだよ!チェシャのお手柄なのにっ!」
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扉を開けるとかび臭い匂いが鼻腔をくすぐった
石の壁に反響して聞こえるのは囚人の呻き声だろうか ここはソリチュードで罪を犯したものを収容する牢獄である
チェシャ「うぇ~変なにおい」
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さらに下へと続く階段を降りていく二人
一人の衛兵が彼女たちを出迎えた
衛兵「ベアトリクス隊長!」
ベアトリクス「お勤めご苦労様、”彼女”は何かしゃべったかしら」
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二人は衛兵によってある牢に案内される
そこでは囚人が一人、衛兵たちから尋問という名の暴力を受けていた
あの夜、チェシャによって瀕死のところを発見されたジョディは一命を取り留めたものの、帝国軍に引き渡されたのだ
衛兵「ずっとこの調子ですよ 何をやっても口を割ろうとしない」
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衛兵「この女について色々と調べてみましたが、ウィンドヘルムで指名手配されていた海賊のようです 噂じゃ、闇の一党や盗賊ギルドとも繋がりがあるとか…」
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ベアトリクス「あのアルゴニアンについては?」
衛兵「ここ数日聞き出そうとしてるのですが、『トカゲ野郎については何も知らない』としか言いません 吐かせるには時間がかかるかと」
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壁に磔にされた女の様子をチェシャはじっと見つめていた
拷問をみるのは初めてだったが、特に嫌悪感は抱くことはなく、悪人が罰を受けている程度にしか感じなかった
だが、囚人の女の顔を見てふと思った
チェシャ「(うーん、このドロボーさん、どこかで会ったことあったっけ?)」
どこかで見かけたような気もするが正確に思い出せない 
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しばらく椅子に座って考え込んでみたが、結局思い出すことはなかった
それにしてもおかしな囚人である あれだけ手酷い拷問を受けて、なぜ黙っているのか 早く仲間の情報を渡して楽になれば良いのに…チェシャは不思議とこの海賊の女に興味を抱いていた
ベアトリクス「どうしたの?」
いつの間にか隣にベアトリクスが座っていた チェシャは素直に疑問をぶつける
チェシャ「なんでこの人知ってること何も言わないの~? ごうもんってとっても痛いんでしょ?」
ベアトリクス「何もしゃべらないのは当然よ」
チェシャ「どうして~?」
ベアトリクス「知っていることを全て話したら、彼女を生かしておく必要はなくなるもの 正直に話しても処刑の日が早まるだけよ」
チェシャ「…そっか~、それもそうだね~」

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チェシャは少し考えた後、再び口を開いた
チェシャ「でも、それじゃいつまで経っても情報集まらないよね?」
ベアトリクス「そうね、こうしている間にも 積荷はどこかへ運ばれてしまっているし、商人だって殺されてしまっているかもしれない…私は興味ないけど」
チェシャ「じゃあさ♪こういうのはどう?」
いつものように笑みを浮かべ、チェシャはそっと耳元で囁いた


ベアトリクス「………貴女ってば本当に…変わってるわね」


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その夜、再び牢獄を訪れたチェシャ
巡回する衛兵の監視の隙を突いて、囚人と接触を試みる
チェシャ「お、いたいた」
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チェシャ「海賊さーん 生きてる~?」
魔法によって発した光をチラチラと彼女の顔にちらつかせ、小声で尋ねる
すると、か細い返事がぶつぶつと聞こえた まだ息はあるようだ
ジョディ「…誰かと思えば…あの時の」
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虚ろな表情をこちらへ向けつつジョディはまるで独り言のように呟いていた どうやら肉体的にも精神的にも限界が近いようだ
ジョディ「…全く…アンタに目をつけてからこっちは失敗続きよ……手に入れた金は結局取り返されるし、トカゲには裏切られるし…もううんざり」
やはり、チェシャとこの海賊はどこかで出会っていたようだ その点も詳しく聞きたいところではあったが、時間は限られている
チェシャは看守が来る前に手短に尋ねようと単刀直入に質問する
チェシャ「ねぇねぇ、チェシャ、あのお船の積荷と乗ってた商人さんを探してるんだ 何か知らない?」
ジョディ「だからなにも知らないって言ってるでしょ」
チェシャ「じゃあ、ピンクのトカゲさんは?お友達じゃないの?
ジョディ「誰が友達よ あのトカゲ…今度見つけたら絶対に八つ裂きにしてその皮を剥いで鞄にしてやる……それまで死んでたまるもんですか……」
チェシャ「……それじゃあさ、チェシャと一緒にトカゲさん探そうよ~!海賊さんはトカゲさんやっつけることができるし、チェシャは探し物が見つかるしでいいことずくめだよ!ねぇねぇ、いいでしょ~??」
ジョディ「…おめでたい頭してるわね この状態を見てそんなことできると思ってるわけ? それともアンタがここから出してくれるのかしら」
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チェシャ「うん、チェシャが出してあげる♪ だからチェシャに協力してよ~♪」
チェシャはっきりと応えた 拷問で情報を吐かせるには時間がかかりすぎる それよか、彼女の持っている力と情報を利用して、首謀者であるアルゴニアンを探したほうが良いというのがチェシャの判断であった
ジョディ「…アンタ、本気?」
チェシャ「チェシャはいつも本気だよ~♪」
ジョディ「でも、どうやって…」
チェシャは懐から袋を取り出した
チェシャ「これを使うの! 明日には海賊さんも自由になってると思うよ~じゃあね♪」
そう言うとチェシャは衛兵が巡回に来る前にさっさと退散してしまった

ジョディ「……まだ協力するなんて言ってないんだけど」



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次の日、牢獄の拷問部屋にはチェシャの姿があった 
無論、ジョディを牢獄から釈放するためだ 躊躇無く看守に話しかける
チェシャ「…そういうわけだから、チェシャにあの囚人さんちょーだい ”ほしゃくきん”も払うからさ~」
看守「駄目に決まってるだろっ!あの女は処刑すると決めてある その前にジャ・リーラとか言うアルゴニアンの情報を吐いてもらうがな」
チェシャ「え~そんな~ どうしてもだめ~?」
看守「しつこいぞ 帰れ、ここはお前さんのようなガキが来るところじゃない」
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邪険にあしらわれたチェシャであったが、不敵な笑みを浮かべて再び口を開いた
チェシャ「しょうがないなぁ~ じゃあチェシャ、しょーぐんさんに”実は看守のおじちゃんが囚人を一人逃がしちゃってた”こと教えちゃうもんね~」
看守「な、なぜそれを…ッ!?」
チェシャ「商人には情報源があるんだよ~ 何も用意せずにおじちゃんと交渉なんてするわけ無いじゃん」
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看守の弱みは事前に把握していた
巡回していた兵士をカネで釣ったのだ 
牢獄の管理は看守の男が担当していること、そして男の弱みを握れば釈放はたやすいとチェシャに教えたのはベアトリクスであった
彼女もまた、「そちらの方が面白そうだから」という理由でチェシャの提案に乗ったのだ
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再び、看守と向き合うチェシャ
チェシャ「で、どーするの?」
看守「う、うぐぐ、仕方ない…釈放してやらんこともない……が、必ず、ジャ・リーラを見つけ出してくれるか?」
チェシャ「うん、勿論」
看守「じゃ、じゃあ保釈金を…」
チェシャは返事をすることなく、ただ笑顔で看守の男を見つけ続けた 
看守「う、うぐぐ……わかった、保釈金はなしでいい…だから誰にも言うな…」
男は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、目の前の少女に屈した
チェシャ「やったぁ、じゃあ早速釈放してあげてよ~」
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すると看守は後ろの鉄籠を指差した
看守「ん、気づいてなかったか? 女ならここだ、勝手に持っていけ」
そこには暗がりの中で虫の息となったジョディの姿があった
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チェシャ「うわぁ…折角助けてあげたのにまたボロボロだね~」
チェシャは看守から鍵を受けとると、雑に彼女を牢から引きずり出す
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チェシャ「ほらほら、約束通り出してあげたよ~ 早く一緒にトカゲさん探そうよ~」
まるで新しいおもちゃを手に入れた幼児のように、生き生きとした表情を浮かべるチェシャであった…




次回、商人は海賊と共闘する…



スペシャルサンクス:廃人a様 (ベアトリクスさん)
今回もありがとうございます

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 2015_06_25





MGSが一息ついたので、また更新していきますよ~
キャラクターの苦痛の表情をどうやって表すかということについて色々試行錯誤していたら危ない性癖に目覚めそうになりました(元からなんですがね
詳しくはこちらのタンブラーをご覧ください ※R18


過激描写注意
(痛々しいです)


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遭難した貨物船捜索のため、急遽救助部隊を編成することになったソリチュード衛兵たち
付近の海岸線を一日かけて探し回り、ようやく難破したアイスランナー号らしき船舶を発見したのであった
衛兵「こ、この死体は…」

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衛兵「こいつら、帝国の兵士じゃありません このあたりに拠点を構える海賊どもでしょう」
ベアトリクス「そいつらは後回しよ 生存者は?」
衛兵「死体だけです 見当たりません」
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ベアトリクス「(あのアルゴニアンとノルドの女の姿が見当たらない…)」
前日に見かけた怪しい二人組 証拠はないが、彼女の勘が犯人であると伝えていた
すでに逃げ出したのであろうか それとも、最初からここへは来ていなかったのか
ベアトリクス「船内の捜索に移りましょう」
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内部を隈なく探し回ったが、生きているものは誰もいなかった
帝国兵、船員、そして海賊の亡骸が転がるだけのアイスランナー号
血と泥の入り混じった不快な匂いが船内を包んでいた
ベアトリクス「……妙ね、積荷と商人が見当たらない」
衛兵「まさか、すでに運び出されたとか」
ベアトリクス「そうだとしても、海賊の死体が少し多すぎるわ」
衛兵「分け前を巡って仲間割れでも起こしたのでは?」
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衛兵「ところで、同行していた例の商人ですが、勝手に辺りをうろうろさせてよろしいのですか?」
ベアトリクス「放っておきなさい どうせ言っても聞かないから」
衛兵「はぁ…」





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____数時間前_____
予定通り、アイスランナー号を座礁させ、積荷を略奪する海賊たち
そこへ一人の女が静かに歩み寄った
近くにいた男が彼女に尋ねる
海賊「灯台の火を消したのはお前か?」
ジョディ「そうよ」
男はニタニタと下品な笑みを浮かべて言った
海賊「よくやった ディージャは船内にいる 報酬は奴からもらうといい」
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甲板には船員たちの死体が転がっていた
恐らく、この悪漢どもが皆殺しにしたのだろう
しかし、彼女にとってそれはどうでもよいことであった 
何食わぬ顔で船に足を踏み入れ、ディージャと呼ばれるリーダー格の人物を探す
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ジョディ「アンタがディージャね ジャ・リ-ラから聞いてるわ」
船内の最奥にはアルゴニアンの女がなにやら積荷を漁っていた
ジャ・リーラとはジョディにこの仕事を持ちかけてきたアルゴニアンの男だ ただの山賊にしては中々頭が切れる人物で、今回の計画の首謀者である 信頼できるような男には見えなかったが、他に仕事がないのもまた事実であり、ジョディは計画の実行犯を引き受けたのだった
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ディージャ「待っていたわ 流石は元闇の一党、今は盗賊ギルドの構成員だったかしら?」
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ジョディ「昔の話よ それで、報酬は?」
金さえ手に入ればこんなところには用はない 積荷の行方にも興味はなく、すぐにでも退散する予定だった
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ディージャ「報酬ならここにあるわ さぁ、受け取って」
ディージャがそう口を開くと、背後から音もなく男が忍び寄ってきた
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男「遠慮なく受け取りな」
そのままジョディ目掛けて獲物を振り下ろす
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男「ぐわぁああああ!!」
男の斧がジョディの体を切り裂くより一瞬早く、男の脇腹から鮮血が噴き出していた
ジョディ「全く、これだからアルゴニアンは嫌いなのよ」
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ディージャ「残念だったわね 積荷は既に全部運び出した後さ」
さも当然のごとく裏切りの刃を向けたディージャたち 最初からジョディを利用するだけ利用して殺す算段だったのであろう
しかし、彼女たちの生きる世界ではこんなものは珍しくない まるで、最初から敵同士だったかのように刃を向け合う二人
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ディージャ「せめて苦しまないように死なせてあげる」
鋭く尖った短刀がジョディの喉元目掛けて振り下ろされる
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が、またしても一瞬早くジョディの剣がディージャの首を捉えた
頭を失ったディージャはそのまま膝から崩れ落ちた
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ジョディ「ジャ・リーラ…私を騙すなんていい度胸ね……いつか必ず殺してやる」
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騒ぎに気づいた海賊たちが怒号を上げて襲い掛かってくるが、蹴散らして進む
ジョディ「邪魔よ!」
ジャ・リーラへの復讐心を燃やすことよりも、まずは船から脱出するのが先だ
ジョディは船内を駆け上がり、扉を蹴破った
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甲板にたどり着いたジョディは数人の男に取り囲まれていた
脱出するためには一度ここへ出るしかない 海賊たちは予め包囲網を敷いていたのだ
海賊「さぁ、今なら手足ぶった切る程度で許してやるぜ? どうするよ」
ジョディ「お断りよ さっさと退きなさい」
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威勢よく戦いを挑んだのはいいが、四対一では分が悪い
遠距離から放たれる矢をかわしきることができず、肩に、腹に深々と突き刺さった
ジョディ「ぐっ…うぅ……」
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海賊「おらぁ!死ねえ!!」
そして怯んだ所を一撃
体中が焼けるような熱さに襲われ、思わず膝をつきそうになるが気力で持ちこたえる
一人ずつ確実に剣で切り裂き、数を減らしていった
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ジョディ「ハァハァ……うぅ…」
動くものがいなくなるまで戦い続け、勝利を収める頃には日が沈んでいた
出血は激しく、強烈な痛みと眩暈がジョディを襲う
しかし、休んでいる時間はない
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兵士「おーい!誰か生きてるか!? いたら返事をしろ!!」
ジョディ「(…帝国兵? まずい)」
見つかれば確実に拘束される
良くて数年牢屋行き、悪ければ死刑で数日の間に首をはねられるであろう
残った体力を振り絞り、船から飛び降りる
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海岸沿いを通って逃げることで、出血の跡を消して逃亡するジョディ
止血をしている暇もなかった 今はただ逃げ延びなければ その一心で足を動かした
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しかし、当然それが長く続くはずもなくついに浜辺に倒れた
スカイリムの冷たい北風と海水が弱った体に容赦なく追い討ちをかける
再び立ち上がる力は残されていなかった
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ジョディ「(寒い…もう……だめだ……)」
完全に死を受け入れたそのときであった
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ジョディ「(…??)」
突然目の前に青白い光が照らされる
何が起こったのか確かめようと目だけを動かすが、眩しくて何も見えない
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パキパキと氷を踏み割るような音が徐々に近づいてきた
青白い光によって視界は遮られているが、人の足音であると直感で悟った
ジョディ「(誰……?)」
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チェシャ「ドロボーさん みっけ~♪♪」




次回、商人は海賊と再会する
お楽しみに~


スペシャルサンクス:廃人a様 (ベアトリクスさん)
今回もありがとうございます


 2015_06_22


最近は雨が続きますね 梅雨ってやつですね
ブログ更新するやる気でないです 




嘘です
本当は梅雨のせいではなくこれをやっていたせいです
だって面白いんだもん(開き直り

プレイ始めて3日ですが、ようやくハードのメインミッションをクリアできました 
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やっぱ、MGSは神ってはっきりわかんだね



そんなわけで本編どうぞ





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オーロラが街を照らすソリチュード
昼間にぎやかな首都も日が沈めば人々は悪漢や吸血鬼を恐れ、外には出ようとしない
少女はそんな静寂が包む街の城壁に座り込んでいた
2015-06-06_00042 - コピー
ベアトリクス「突然いなくなったと思ったらこんなところにいたのね」
後ろから声が聞こえた 相変わらず軍人らしいはきはきとした口調だ
彼女は引き続き、チェシャの監視と護衛を行うよう命令されたようで、勝手に城を抜け出したチェシャを探しにここまで来た様子だった
チェシャは内心少しほっとした ベアトリクスに心を許したわけではないが、見ず知らずの軍人の男に見つかるよりはましだったからだ
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チェシャは無言のままその体を少し右にずらした
「隣に座れ」ということらしい
その意味を理解したベアトリクスもまた口を開くことなく城壁に腰掛けるのであった




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ソリチュード到着後、早速将軍に会うべくドール城を訪れたチェシャとベアトリクス
2人が奥まで進もうとすると、屈強な男たちが立ち塞がる
兵士「将軍は会議中だ 用があるなら後にしろ」

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ベアトリクスはそんな男たちの放つ威圧感など軽くあしらいつつ応える
ベアトリクス「リストに載っているとかいう人物を連れてきたわ」
兵士「何、では後ろの女が例の脱走した商人か ならば通ってよし」
チェシャはぐるぐると首を動かして城の内装を見物していた そして許可が下りたことがわかるといきなり扉を勢い良く開けて叫んだ
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チェシャ「こんばんは~チェシャ・マリティーナでーす」
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突然の来客にざわつく城内
遠くにいた護衛の兵士が「何事だ!」と武器を取り出して駆けつけるほどであった
ベアトリクスが事情を説明することで何とかその場を落ち着かせることができたが、チェシャは兵士たちの厳しい視線を受けながらスカイリムを訪れた目的の一つであるテュリウス将軍との対談を迎えることとなってしまった
テュリウス「こんなに城内が混乱したのは暗殺者が入り込んだ日以来だぞ」
チェシャ「ご、ごめんなさい~」
テュリウス「…まぁいい、こうして無事にあえて何よりだ 私がテュリウス、そしてこちらはリッケ特使だ」
そういうと将軍は椅子へと腰掛け、その隣にはリッケと紹介された女性が机に手をつき、チェシャの顔を覗き込んだ
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リッケは鋭い目付きでチェシャを睨み付ける その目は警戒心というより憎悪の感情が含まれていることをチェシャは直感で理解した
チェシャ「(ママが、「しょーぐんさんへの挨拶は大きな声でしなさい」って言ったからやったのになぁ・・・)」
リッケ特使「貴女のことは聞いているわ なんでも、城を勝手に抜け出してヘルゲンまで向かったそうね」
チェシャ「だ、だって…その方が早く会えると思ったんだも…ですもん」
リッケ「その後はホワイトランで数週間滞在 なぜすぐに首都に戻らなかったの?」
チェシャ「だ、だって、ヘルゲンがドラゴンに襲われたって聞いたから将軍がどこにいるかわかるまで大人しくしようと思ったの…ですの」
リッケ「では、一度ファルクリースへ向かったのは?」
チェシャ「…そ、それは、ホワイトランじゃ情報が入ってこなかったから近くの軍人さんに会いに行こうかなって……えへへ」
いきなりの質問攻めに戸惑うチェシャ これではまるで敵軍の捕虜のような扱いである
呆れた表情でリッケは将軍に提案する

リッケ「将軍、彼女を拘束すべきです こんな娘がスカイリム中をうろうろするなど危険すぎます」
チェシャ「ええ~!チェシャ何も悪いことしてないよ…ですよ」
テュリウス「うむ、私も同意見だが、友人の娘だ 今後はソリチュード内でのみ活動を許すということにしよう そうすれば安全だ」
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チェシャ「ありがとー…ございます将軍!」
無論ソリチュードに留まる気などチェシャには毛頭ないが、拘束されるよりもましだ 
素直に将軍に感謝するふりをしつつ、話題をチェシャの処分からずらす
チェシャ「そういえば、しょーぐんさんに見せたいものがあるの…あります」
テュリウス「ん、なんだ?」
チェシャは満面の笑みを浮かべつつ、鞄の中身を取り出した
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チェシャ「これはエオルンド・グレイメーンのクロスボウの設計図、こっちはヘルゲン周辺の山賊の拠点の地図だよ~」
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チェシャ「この二つがあればヘルゲンの復興も早く進むし、内戦も有利に戦えると思うよ…思います」
チェシャは地図を見下ろした ファルクリースはシロディールとスカイリムを繋ぐ補給路だ 戦後のことを考えてもヘルゲンは必ず復興させる必要があるだろう 
リッケ特使「なるほど、あの巨匠がクロスボウを研究していただなんて知らなかったけれど、それがあればうちが今生産している武器の性能が上がるかもしれないわね それに、ヘルゲンの情報まで……」
チェシャ「だからよいお値段で買ってくれるとうれしいなぁ…なんて」
期待のまなざしを将軍へと向けるチェシャ 値段次第では、エオルンドへの投資を回収できるだけでなく大きな利益を得られるのだ
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テュリウス「いや、必要ない」
そのはずだった…
テュリウス「今の戦力でも反乱軍など十分鎮圧できる ドラゴンという不安要素はあるが、一度はウルフリックを捕らえることにも成功しているし、内戦はじきに終結するだろう」
チェシャ「で、でも、ヘルゲンは…」
テュリウス「幸い、海路でも補給はできる ヘルゲンが壊滅したせいで陸路での輸送は厳しくなったが、戦闘に支障は出ないだろう それに街の復興など、軍の役割ではない」
チェシャ「で、でも…」
テュリウス「まぁ、ただで譲ってくれるというのなら受け取ってもよかったが、代価を要求するのであれば話は別だ 帝国軍にはそんなものに出資する資金は無いとだけ言っておこう」
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チェシャ「えぇ……」
それから先のことは覚えていない
気がついたら城の外へ出て城壁に座り込んでいた
帝国軍を支援しつつ、利益を得るというチェシャの目論見が脆くも崩れ去った瞬間だった








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チェシャ「おじいちゃんに投資したお金どうやって回収しよう…まさか買ってくれないなんて思わなかったよぉ……」
ベアトリクス「反乱軍にでも売りつけたらどう?」
チェシャ「反乱軍さんとは取引したくないの ていうか帝国軍の人が言うことじゃないよねそれ…」
ベアトリクス「私は別に貴女が奴らと取引しても構わないと思ってるわ 貴女がしたくないのであればしなければいい 他に方法があるのならね」
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チェシャは再び黙り込んだ このまま設計図が売却できなければ大きな損失となる
そうなれば、交易で稼いできた利益もあっという間に赤字へ転落するのだ
ベアトリクス「…前々から思っていたのだけど、貴女は他の商人とは少し、いや、かなり違うわね」
チェシャ「うーん?」
ベアトリクス「交易で稼ぐだけではなく、武器開発の投資といい、荒廃した街の復興援助といい、とてもその場の利益目当てだけでやっているようには思えないようなものに目をつけている 貴女には何か別の目的があるように思えてならないわ」
チェシャ「うーん……それは……内緒」
もごもごと口を動かし、はっきりしない口調で答えた 明らかに何かを隠している
ベアトリクス「…貴女が何を考えているのかは知らない 私は商人でもないし、これ以上助言することも無いけど…あの設計図は何も軍だけが欲しがる代物とも思えないわ もう一度良く考えてみたらいいと思う」
チェシャ「うん……」
ベアトリクスはそう言うとその場から静かに立ち去った
しばらくしてチェシャもその重い腰を上げて宿へと向かうのであった







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翌日の朝、二人はドール城の広場で時間通りに合流した
ベアトリクス「珍しく早いのね、こちらとしては一時間遅れは覚悟していたけど」
チェシャ「あんまり良く眠れなかったよ~」
ベアトリクス「それで、答えは出た?」
チェシャ「ヘルゲンのことは後で考えることにしたの で、設計図なんだけど、しょーぐんさんはいらないって言ってたけど職人さんはそうでもないかもって思ったの」
ベアトリクス「というと?」
チェシャ「鍛冶屋さん個人に見せたら買い取ってくれるかも」
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こうして、わずかな希望を胸にソリチュードの鍛冶屋を訪ねることとなった
主であるベイランドは帝国軍と契約しており、武器、防具の開発、生産を任されている 
帝国軍がクロスボウを採用しているという情報が正しければ、それを開発したのも彼ということになる 
チェシャは恐る恐る設計図をベイランドに見せた
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ベイランド「ふむ、この印と筆記は間違いなくグレイメーン家のものだな いいだろう、石頭の将軍に代わって買い取らせてもらおうか といっても用意できるのは1300セプティムまでだ それ以上は出せない」
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チェシャ「わぁい!おじちゃんありがとー! 買ってくれるだけで十分だよぉ~」
ベイランド「このことは他の鍛冶屋には内緒で頼むぞ 特にグレイメーン本人にはな」
チェシャ「勿論だよ~」
投資額より多少少ないが、大幅に損失を埋めることができた
巨匠エオルンド・グレイメーンの技術という価値は職人の間では想像以上に高くつくらしい
一個人から1000を超える金貨を回収できるとはチェシャも予想していなかった 



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なんとか設計図を売却し、大赤字を回避したチェシャは次なる商機を求め、ベアトリクスの公務に同行することを決めた
情報を得るにはやはり、市場、酒場、そして港の人間に話を聞く必要がある
ホワイトランに長く滞在している間、海路の情報は途絶えていたのでソリチュード港でそれを収集するのだ
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ベアトリクス「帝国からの貨物船…名前はアイスランナー号だったかしら それが今日にも到着する予定らしいわ」
チェシャ「中身はなぁに?」
ベアトリクス「帝国からの補給物資と増援、それから帝国人の商人が何人か」
チェシャ「うわぁ、チェシャの敵さんだ」
ベアトリクス「相手の顔くらい見ておけば?いずれ取引相手になるかもしれないでしょ」
チェシャ「うん、そーする」
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ソリチュード港に到着した2人だったが、目当ての貨物船らしき船舶は見当たらない
代わりに衛兵が慌しく動き回っており、ベアトリクスの姿を見つけると駆け寄ってきた
衛兵「大変です!昨夜から灯台の火が消えてしまって…今日到着予定の貨物船が行方不明に…」
ベアトリクス「火が消えた?灯台には見張りのカジートを雇っていたはずでしょう?」
衛兵「それが、確認に向かった兵士の話では、死体で見つかったと……火は誰かが消したとしか…」
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チェシャ「えぇ~お船、沈んじゃったの?」
衛兵「わからん、どこかの海域に迷い込んで座礁してしまっているのかも とにかく今は救助部隊を編成するよう将軍に連絡を取っている最中です」
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話を整理する中である光景が彼女の頭の中で蘇った
ベアトリクス「(……まさか)」
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ベアトリクス「(昨日の2人…)」






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?「……そう」
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?「……そのまさかだよ」


次回、貨物船捜索回
お楽しみに~




スペシャルサンクス:廃人a様 (ベアトリクスさん)
今回もありがとうございます

 2015_06_20



更新しました(´-ω-`) 
夏の暑さにも負けぬ丈夫な体が欲しいです(´-ω-`)(早くも夏バテ


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ソリチュードにある帝国軍の拠点ドール城では、ここ数日の間、胃がキリキリと痛む音が聞こえてくるかのような緊張した雰囲気が漂っていた
反乱軍の指導者であるウルフリックストームクロークを捕縛し、内戦もようやく終息するかと思われたその矢先、ドラゴンの突然の復活によって内戦は再び泥沼の戦いと化してしまった
ドーンスター、ウィンターホールド、リフテンとストームクロークを新たに支持する者たちも現れ、今やスカイリムを二分する大規模な戦いが各地で繰り広げられるようになった
最高指揮官であるティリウス将軍もこれには頭を悩ませていた
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特使「ファルクリースでの防衛戦は我が軍が勝利を収めたようです 将軍」
ティリウス「ベアトリクスの部隊か 激戦の続く土地に自ら志願して向かうだけのことはあるな」
特使「南部は今のところ安定しています ですが、北軍はドーンスターから一時撤退しました」
ティリウス「となると次の奴らの狙いはホワイトランだ ここが敵の手に渡れば、ファルクリースもいずれ落ちる そうなれば首都も危ないな 協力して反乱軍と戦おうとバルグルーフ首長に手紙をおくれ」
特使「彼らは帝国軍を歓迎しません 依然として中立を宣言しています」
ティリウス「ホワイトランにとって、ストームクロークは脅威であるということを強調して彼に伝えるんだ 必要があれば手紙に嘘を盛り込んでも構わん」
特使「仰せのままに将軍」
今後の戦略の方針を大まかに決定したところで、将軍は一息ついた
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ティリウス「…ところで、彼女はまだ見つからないのか…?」
特使「ホワイトランにそれらしき人物が居るという情報は入りました しかし、その後の行方がわかりません」
ティリウス「ドラゴンに襲われていなければいいんだが…ドラゴンでなくともここは危険となる脅威が多すぎる」
特使「一体何者です?彼女は」
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ティリウス「シロディールにいる数少ない友人の娘だ 名はチェシャ・マリティーナ 本当はソリチュードで合流するはずが、私を追いかけてヘルゲンまで向かったらしい」
特使「チェシャ・マリティーナ…」
ティリウス「スカイリムに住むお前でも聞き覚えが?」
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特使「いいえ、本人については何も しかし、彼女の母親はノルドですから存じております 最も、国を売った裏切り者としてですが」
ティリウス「ああ、母親については私も同じ意見だ 娘もあのような人物でないことを祈るよ 捜索は引き続き行ってくれ では、解散」 
特使たちは将軍の言葉とともにそれぞれの業務に取り掛かるのであった



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ロリクステッドを出発したチェシャたちはソリチュード近くの農村であるドラゴンブリッジに到着していた
スカイリムでも一際横幅の広い大河とそれに掛かる大きな橋が特徴的な村だ
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ここでは、首都ソリチュードへ食料と木材を生産して出荷している
戦略的な要所でもあるため、ただの農村にしては見回る軍人の数が多い
休憩がてら見物も兼ねて、村にある基地を訪ねることにしたチェシャであった
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特使「わざわざ挨拶ご苦労ベアトリクス隊長 そして、そちらにいるのが例の捜索願の出ていた商人殿か」
チェシャ「そーさくねがい?」
特使「ホワイトランには情報が伝わっていなかったようだな ソリチュードから将軍の指示で青髪の商人を見つけたら保護するようにという命令が来ている」
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チェシャ「え~チェシャ、お尋ね者になってたの~?」
特使「なんでも、”勝手に港から外に逃げ出した”と聞いているぞ 早くソリチュードまで向かうといい」
ベアトリクス「意外に有名人ね 貴女」
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どうやら、良かれと思ってヘルゲンまで向かったことが混乱を招いてしまったらしい
急いで将軍と合流するため、再び馬車に乗り込む
道中、帝国軍とすれ違う機会も多くなってきた どうやら首都は目前のようだ
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チェシャ「(…ドロボーさん?)」
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タロス信仰者が罪人として帝国兵士に連行されていた
ノルドの多くはタロスを神として崇めていたが、前の大戦で彼らはその信仰の自由を奪われていた スカイリムの内戦のきっかけの一つである
チェシャ「(ま、どうでもいいや)」
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しばらくの間、軍人たちと並列して道を進んでいると ついに厩が見えてきた
チェシャが初めてスカイリムで馬車を雇った場所だ 
チェシャ「この景色も久しぶりだね~」

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城門前には人の形をしたネコたちがテントを張って何やら商売をしている
カジートキャラバンと呼ばれる行商人たちである
故郷を離れ、スカイリム中を歩き回って商売をしているのだが 彼らは街の中には入ることができない
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カジートは姿も文化もモラルも人間とは大きく異なる
彼らはスクゥ-マと呼ばれる麻薬を販売しているのだ カジートには中毒性は少ないが、人間にとってはその体を蝕む危険な薬物だ
チェシャもカジート商人については学校で教わる機会はあったが、実際に見るのは初めてであった
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兵士「全く、麻薬売りどもめ またこんなところで商売など…」
当然、兵士たちは彼らを見つけると必ず疑いの目を向ける スカイリムのどこでもこれは変わらない 
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ベアトリクス「彼らもまた、危険を承知でここにいるわ 商売についてはよく知らないけど、今のスカイリムは大きな利益を生む可能性があるのでしょうね」
チェシャ「ということはチェシャの商売敵さんだね ネコさんたちにも負けないように頑張らなきゃ」
帝国人であるチェシャはカジートたちと違い、疑いの目を向けられることなく城門に伸ばすことができた
ギギギという錆びた鉄の音が響き、街の様子が視界に広がっていく
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茜色の陽を受け、古風な建物が立ち並ぶ石の街がそこにあった
チェシャ「おお……」
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チェシャ「やった~ やっと着いたね~」
ベアトリクス「予定より大分遅れてしまったけど ようこそソリチュードへ商人さん」
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チェシャ「わぁい、早速観光だ~♪」
ホワイトランとはまた違う都会に興味津々なチェシャ
大戦からの復興が完了していない故郷のシロディールの街と違い、瓦礫一つない街
見渡せばいくつもの看板が立ち並び、それが購買欲を刺激する
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一方で、華やかな街に似つかわしくない者たちの姿もあった
怪しげな雰囲気を漂わせるアルゴニアンの男、そして、海賊帽を被った女
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??「アイスランナー号という船に────帝国の物資が────」
ジョディ「──灯台の火を──────」
??「ああ、誰かがそれをやってくれれば──────」
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ベアトリクス「…観光もいいけど、将軍に会うのが先よ」
チェシャ「あ、そうだった~」
怪しげなふたりを見つめつつ、ベアトリクスはチェシャを連れて本部であるドール城へと向かった
ベアトリクス「(しばらくいない内に妙な連中がやってきたわね)」
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チェシャ「こんばんは~ チェシャ・マリティーナでーす」
気の抜けた声がドール城に響くのであった



次回、ソリチュードで活動開始
今回もベアトリクスさんをお借りしております 廃人a様ありがとうございますヽ(´▽`)/







以下おまけ








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おまけはあえてセリフなしでSSのみにしてみました
面倒くさかったというのもありますが、何もない方が逆に格好よかったりして(´-ω-`)


 2015_06_02



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Author:ベルルスコーニ
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ブログの作成までやってしまった新人ドヴァキンです
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